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サマーキャンプレポート

新宿支部 一般部 八幡 義一

7/30(木)、7/31(金)が義父の葬儀、8/2(日)の夜が長女の4歳の誕生パーティとかなりタイトなスケジュールの中、8/1(土)、2(日)に栃木県那須郡黒羽町にて開催されたサマーキャンプに2年振りに参加させて頂きました。全体では222名、新宿支部からは高橋英明師範以下11名(篠木師範代、清田、松田、八幡、高木、江刺家、真野、岡本亜、岡本拓、曽田、敬称略)と過去最多の人数での参加となりました。今年も渋谷支部の大塚先輩の引率で夏のイイ思い出ができました。

【第1日目 黒羽体育館 15:30~】

35℃以上の蒸し暑い体育館に参加者全員が整列して、準備体操、基本稽古を行うあの雰囲気は他支部の塾生との一体感を噛み締められる貴重な時間となりました。昇段審査を兼ねて前に出て技の解説を行いながらメニューを進行させる受験者の方々を見ると、支部の取組みの違いなのか個人の修練の差なのか、随分と技量に差があると感じました。練習の最後に塾長の言及されていた他流派や他団体の洗練された手順の様式美についていろいろと考えさせられました。

その後、全体をレベル別に4班を分けて、いくつかの技術講習をローテーションする方式で、昨年の世界大会の全日本のコーチ陣が日本代表選手に伝授した技術を紹介していただけるという、とても贅沢なテーマでセミナーが行われました。1班(有段者~1級まで)は、前半を加藤支部長に、後半を飯村支部長にご指導頂きました。すぐに試合で使えるテクニックから、ちょっと難易度が高くて自分には使えこなせなさそうなものまで時間の許す限りご指導頂きました、詳細は極秘!知りたい人は、めちゃくちゃがんばって日本代表選手になるか、来年のサマーキャンプに必ず参加しましょう!

最後にマススパー90秒×10R。世界大会入賞者や、全日本の選手、支部長に混ざっての稽古。なかでも昨年世界大会 -250(軽重量)クラス準優勝の清水亮汰選手の技はキレが良く何をされてるのか分からなかった。板の間の体育館は汗でとても滑りやすかったが、相手の濡れた道着に前蹴りをしても、ちゃんと軸足のズボンの裾で中足を拭ってから足を床に着いて華麗にフットワーク.....「(おじさん相手じゃ、余裕なんだなぁ~…)」と あまりの実力の差に自分でも思わず笑ってしまう程でした。

マススパー   (第1日目 黒羽体育館)

マススパー(第1日目 黒羽体育館)

【(社)空道連盟第二回アンチドーピングセミナー 20:00~】

夕食を終え、20:00より、アンチドーピングセミナー 筑波大学 渡部厚一先生をお招きして、初段以上の有段者を対象に、アンチドーピングについてご講演いただき、コーチ・セコンド・選手の立場で知識を深めた。風邪薬(総合感冒薬)、花粉症の薬、サプリメントなどでも陽性反応が出てしまう「うっかりドーピング」が違反の中の大半を占めているということだったが、空道でも3年後位を目処に全日本の軽量時にドーピング検査を導入するということらしい。3年後には是非、選手としては関われるように日々の稽古に励もうと、その時だけは固く誓った。

【第2日目 ランニング・体力 6:10~】

走るのが苦手な自分にとって毎年キーナン先輩(成田支部)のプチ仮装とすれ違うときだけが唯一の楽しみであったが、今年のランニングでは新宿支部大健闘で、45~49歳で清田先輩、40~46歳で松田先輩、30~39歳で江刺家さんが、入賞された。こんなに沢山入賞者がいるのは初めてじゃないだろか。ランニング後の筋トレをヘロへロになりがら江刺家さんと一緒に終えると腕や脚がプルプルと痙攣していた。途中ジャンピングスクワットで、高橋英明師範に「しっかり下までおろせっ!」と激を飛ばして頂き、今年も早朝ランニングからの補強を満喫することができた。

【第2日目 三島体育センター 10:00~】

全体で準備運動を終えると、審査受験組と全体をレベル別に4班に別れ、私達1班は前半を森支部長、後半を稲垣師範にご指導頂いた。反応の仕方やタイミング、体幹の使い方についてのポイント習得のための約束組手や補強を行った。猛暑の中、朦朧とする意識の中でも集中力を切らさずに稽古に参加することの重要さを教えて頂きました。その後、予定していたグランドスパーではなく、立技のマススパーを90秒×10R。昨日とは違い途中で暑さとスタミナ切れで精彩を欠いた組手をしてしまった。

二日目は本当に蒸し暑く意識も朦朧としてしまいどんな流れで稽古が進んだかあまり覚えていません。審査会のグループの進行を待ち、最後に昇段者の発表とランニング入賞者の発表があり、塾長からのお言葉を頂き、写真撮影、道場訓。最後に支部のみんなとお弁当を食べて解散。大きな怪我人も無く無事に全日程を終了いたしました。

SC終了後 新宿支部集合写真 (第2日目 三島体育センター)

SC終了後 新宿支部集合写真(第2日目 三島体育センター)

【所感】

新宿支部は、ここ1~2年で大学生や、社会人の若手の入門があり、また少しずつ支部に活気が出てきました。たった一泊二日の短い時間ではありましたが、他支部の塾生の皆様と「同じ釜の飯を食う」という貴重な経験をさせて頂くことで更に強い団結力を持って、大会・審査会に臨んでいけると感じました。最後に、ご講演いただきました筑波大の渡部先生、企画運営をされた事務局の皆様、支部長・責任者の皆様に心よりの感謝を致しまして、自分のサマーキャンプの報告とさせて頂きます。押忍失礼します。

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