ブルガリア遠征 第一回空道ヨーロッパ大会

ヨーロッパ大会遠征レポート神山信彦(日進支部) 文・画像

9月27日〜10月3日までの期間、ブルガリアとギリシャ遠征に同行させて頂きました。
塾長、奥様と高橋師範、長田、山田、友次、廣井各支部長と自分の6名のS級審判団での海外遠征。おそらく今後このメンバーでの遠征はないだろうというメンバーが揃いました。それだけ、第一回ヨーロッパ大会を重要視した塾長の思いを感じました。

27日 成田空港集合、予定の飛行機が1時間遅れとの事で急遽空路変更となり、ドイツのハンブルク空港経由になり、ドイツの地を訪れる(空港だけの僅かな時間だけですが)ことが出来ました。ここで尽かさず、ドイツと言えばやはりビールとソ−セージ。ソーセージは口に出来ませんでしたが、しっかりビールで暫し乾杯!!(今回自分は体調の関係で一切のアルコールは口に出来ませんでした・・・トホホ!)その後約2時間位のフライト現地時間午後11時に目的地ブルガリアのソフィアに到着しました。
空港には、現地塾生とブルガリア支部長のディンコ氏とロシア軍団(今回は選手としての参加ではなく、審判ライセンス取得での数名での参加)の出迎えに、個々に握手で挨拶。
一路全員ホテルへタクシーに乗り込んだが、このタクシーが前回の海外遠征でもそうでしたが、とにかくスピードが半端じゃない! メーターを見ると何と150Kは出ている・・・。何故、そんなに飛ばすのだろう? ホテルへ向かう数分はカーレース状態。運転手の無謀、華麗?な運手にて無事ホテルへ到着、各部屋に分かれシャワーを浴びベッドに滑り込み疲れを癒しました。

28日 午前中、明日に控えた大会のルールミーティングを参加国の各支部長が集まり、ルール確認と大会打ち合わせを行いました。ロシアの代表も出席し次回、第二回ヨーロッパ大会開催国としてのプレゼンを行い開催の意気込みを熱く語っていました。(第一回ヨーロッパ大会をロシアで開催するために熱くプレゼンをおこなっていました。)終了間近、イギリス留学中の塾長愛娘の由美ちゃんが到着し久しぶりの再会をしました。

午後は、明日の大会会場となる場所を下見に行きました。途中ブルガリヤ ソフィヤの町並みを見ることが出来、旧ソ連の社会主義の名残を至る所々で感じました。建築中なのか壊しているのか、叉、廃墟だと思う建物から人が出てきたり(住んでいる?)と壊れかけの建物と建築中の建物の区別が付かないそんな町並みでした。
会場は、多目的ホールの様な場所で、バスケットコートが1面ぎりぎりかな?といった広さでした。しかしソフィアで一番の施設との事。1990年にロシアから独立したばかりの国としては立派なものなのでしょう。塾長の「ブルガリアは物凄く親日的だし、純朴な国民性はこれからの発展を期待させる。だから空道の「第一回ヨーロッパ大会」をここにし、ヨーロッパでの発展を象徴したいんだ」という言葉や、一昨年支部になったばかりで開催国を引き受けたディンコ支部長の心意気が伝わります

会場の設営も終り、ホテルへ戻るとスペイン バルセロナで同好会をしている横井氏が到着し関係者が揃ったところで夕食に出かけました。スペイン バルセロナの横井氏は、何でもサッカー専門のフリージャーナリストとかで、自分はサッカーは詳しくないので良く分かりませんが、何でも取材のフリーパスなるものを持っているとかで、有名なサッカー選手との接触も出来るとの事。サッカーファンには羨ましい限りなそうです。

会場の下見
会場の下見

夕食は、中華料理店へと案内され(ソフィアで2番とか・・・?)、料理を運んでくるおにいちゃんは愛想が良いのですが、経営者か責任者か分からない女性(中国人)は、何故か?ぷんぷん怒っており、挙句の果てに帰りには気の良いおにいちゃんがタクシーを捕まえるのを手伝うことを、店から出てきて何やら怒っていました。こんな所でも日本人はヤッパリ中国人に嫌われているのなー・・・という感じでした。訳の分からない妙な光景で、何故にそんなに怒っているのか理解出来ませんでした。料理は大変美味しかったのに・・・チョッと残念でした。

28日
大会当日、こちらはのんびりしているのか、時間通りに物事が運ばない。朝バスが30分も遅れ(遅れても皆何ともない様子?)バスに乗り込み一路会場へ向かった。

大会本部席
大会本部席

第一回ヨーロッパ大会は、日本大使館の竹田恒冶大使を招き、15ヶ国参加のまさしくヨーロッパ大会の名に相応しい参加国の多い大会になりました。レベル的にはまだ荒削りといった所ですが、それでも一部選手の中には、目を見張る選手も少なからずおり、第三回世界大会のヨーロッパ選手の要となる印象を受けました。230クラスでは、フランス支部長でもある土田選手が優勝し日本人ここにありを知らしめました。全体を通して日本人が忘れてかけている闘いの原点、パワー、スピード、やられたらやり返す、この野郎!精神があり、闘う基本に立ち返り日本人も見習わなければと痛感しました。新顔面マスク(NHG空)も今大会より採用され、超重級クラスが殴りあっても壊れなかった事で耐久力が実証されました。何はともあれ、大きな怪我をした選手もなく無事大会は盛況のうちに終了し、未知のヨーロッパ選手の実力に感服しました。
その夜、打ち上げさよならパーティー。各国支部塾生と交流し(言葉の出てこないジレンマと、相手も英語があまり分からず、分からず者同士が何やら身振り、手振りでの会話で滑稽でした。)時間を過ぎても皆、名残惜しく遅くまで宴は続きました。

試合

29日
朝一番で、高橋師範は仕事の都合で一足先に帰国、皆で見送り、残った我々は、再び昨日の会場まで足を運び、各国の支部長、塾生の審査会を行いました。
驚くことに、昨日試合に出場した選手も審査に臨み基本、移動、組手と一通りこなしていました。日本人には、試合の翌日に審査など考えられない事です。体が丈夫なのか何だか分からない奴らだなぁ〜と妙な関心をしました。午前中で娘さんの由美ちゃんが翌日学校との事で留学先のイギリスへ戻りました。大会ではアナウンスという大役をこなし、英語が堪能なことでスムーズに進行出来ました。さぞ大変だったと思います。本当にご苦労様でした。
会場から一度ホテルへ戻り、近くのショッピングセンターに買い物に出かけ色々と物色。
このショッピングセンターは、地元のお金持ち(日本でいえばセレブ?)しか行かないとの事。でもこの位のショッピングセンターなら日本にどこでもあり、誰でも利用している規模でした。それぞれが、地元のブルガリアにしか無い物を探し、買い物を楽しみました。その後、ブルガリア ディンコ支部長とその奥さん、関係者、塾長、奥様と我々の6名で夕食に出掛け、地元料理にしばし舌鼓、塾長から二次会はカラオケだぁ〜との事。ブルガリアにカラオケなどあるのかぁ〜?との疑心暗鬼でタクシーに乗り込み着いた場所は、生演奏がある雰囲気の良いお店でした。
当然? だまって聞いている我々ではなく、案の定、生演奏にあわせてチークダンス? 盆踊り? ヒップホップ?と何やら分からない踊りで、皆で輪になり踊り、宴会場と変わってしまいました。塾長行く所々どこでも宴会場になるんだなぁ〜(塾長すみません・・・。)と痛感しました。大会成功も手伝って、ブルガリア最後の夜に相応しい宴になり、良い思い出となる夜を過ごす事が出来ました。

30日は、午前中、大会にも出席して頂いた竹田恒冶大使にお礼を兼ね日本大使館に訪問しました。初めての大使館訪問に緊張し、厳しいセキュリティチェックを受け大使と懇談しました。ブルガリアには日本人は200名しかいないとの事、そのほとんどがダム建築等にたずさわる企業からの派遣されている人達との事でした。地元のブルガリアでは日本人に友好的で、年に1度の交流フェスティバルもあり、日本との文化交流を図っているそうです。昨年のフェスティバルでは武道も紹介されたとのことでした。約30分位の懇談を終え、大会のお礼と今後の地元での活動協力のお願いをして大使館を後にしました。
その後、夕方のフライトまで時間があり、ソフィアの町並みや教会等を観光しました。
空港まで、ブルガリアの塾生やリンコ支部長、奥さん、関係者と見送りに来て頂き最後のお別れをし、再会を誓い一路ギリシャへ向かいました。飛行機チケットの関係で一度イタリア ローマまで行き、ギリシャに向かうコース。ローマ空港で3日間共にしたスペイン バルセルナの横井氏とも別れ、何でも地元が名古屋で、11月に一度帰国し地元に戻るとの事。名古屋での再会を約束して、別々の飛行機に乗り込みました。安心感も手伝い、機内では皆、爆睡! 二時間半の時間もあっという間に深夜ギリシャ アテネに到着。毎度のジェットコースターより恐怖・・・?のスピードタクシーでホテルに向かいました。到着後、腹ごしらいで夜の街へ徘徊。しかし、時すでに遅くどの店も閉店しており、探し歩いていると何だか怪しい連中が集まっている広場に出ました。
奥様が慌てて危ないと止めるのも聞かず臆することなく塾長が、その連中にどこか食べる所がないか聞いている様子。(まぁ〜何かあってもこのメンバーなら大丈夫ですが。)結局ファーストフードの様な店に落ち着き、乾杯ぃ〜と腹ごしらい。その後ホテルへ戻り就寝しました。

アテネの街を一望!
アテネの街を一望!

翌朝は、夕方まで観光。ここでも基本は歩き。かなりの坂道を歩きケーブルまでたどり着き リカベトスの丘へ、アテネを一望する光景は圧巻! 高い建物がないだけに一望、凄い! の一言に尽きました。そしてアテネと言えば バルテノン宮殿。よくこんな高い柱を何本も建てた事に関心! 思いを昔にタイムスリップうん〜すごいなぁ〜! の一言です。時の過ぎるのも忘れ気づくとお昼を過ぎ、空腹が気になり地元タクシー運転手の推薦で海岸までタクシーのカーチェイス。無事目的のレストランに到着。とても雰囲気の良い海岸レストラン、風の気持ちが良い場所で、美味しく海の幸を頂くことが出来ました。今回の遠征成功に乾杯ぃ〜〜!
しかし今回の遠征も塾長の行く所々で乾杯ぃ〜!だったなぁ〜。 流石!内蔵塾だ。
楽しい時も束の間、フライトの時間が迫り空港へ向かい帰国の帰路に着きました。
遠征に参加させて頂き、海外事情が肌身を通して経験出来た事。その機会を与えて頂いた塾長、同行して頂いた奥様に感謝する次第です。
留守の間、支部塾生達が仕事を休んだり、早く仕事を切り上げたりと皆で支部を守り指導にあたってくれました。少年部ご父兄まで先生がいないのだからきちんとしなさいと家庭でも子供達に諭してもらっていたそうです。(感謝!) 遠征で得た経験を空道 大道塾の今後にまた、稽古に生かし皆に返して行きたいと思います。そして気持ちよく送り出してくれた家族、支部のみんなに感謝、感謝です。有難うございました。
同行して頂いた各支部支部長お世話になりました。そして塾長、奥様遠征大変お世話になり有難うございました。

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