SCレポート中田大貴(渋谷)一般部17才

自分は今回の合宿が初参加となりました。先輩方に合宿の様子を尋ねると、炎天下の中稽古をするので少し辛いかもしれないと聞いていたので出発まで不安に思っていました。初日は恵比寿駅に集合し、レンタカーに乗り阿字ケ浦まで向かいました。阿字ケ浦に着くと早速、道着を着た大勢の方々がいらっしゃったので、初参加の自分にはとても不思議な光景に見えたと同時に、これから始まる練習に対して少し緊張してしまいました。

バスに乗り練習場に着くと東塾長がすでに来られてて、“暑いので日陰に来るように”とおっしゃっられたので、塾生の方々が東先生の下へ近づくと“あんまり近すぎると暑くなるからやめてくれ”とおっしゃったので笑いが起き、自分も少し緊張がほぐれました。しかしいざ体育館へ入り、着替えが始まるとすでに塾生の方々の目が戦う男の目になっているように見えました。最初は支部長の方々の紹介から始まり、礼が始まってから基本稽古に入りました。多くの人々がセイセイとかけ声をかけ、天井がビリビリと震える体育館はとても勇壮な雰囲気でありました。その後は各班に分かれ練習を行いましたが、自分は審査を受ける予定だったため基本や移動稽古の審査がありました。審査が終わると元の班に戻り、目慣らしのマスが行われました。そこではいろんな方の多彩な技が見れたのでとても勉強になりました。

初日の練習が終わると支部ごとに別れてホテルへ向かいました。夕食後は先輩方と一緒に空道についてや、戦うとはどのような事かについて沢山教えて頂きました。普段は一緒に格闘技について語り、語れる機会があまりない自分にとってその時間はとても貴重な時間になりました。

最終日の練習では組み手審査がありました。自分は今回初めて10人組み手の相手となり、組み手をする事になりました。最初は組打撃のルールで組み手を行い、それは引き分けでしたが次の寝技ルールの組み手で襟締めをもらい負けてしまいました。勝敗が決まる審査を初めて受けた自分にとってその敗北はとても悔しく思いました。その時点で私は打撃ルールの審査をまだ受けていなかったので、今回は打撃ルールができないのだろうかと少し落ち込んでいましたが、東塾長が打撃をまだやっていない者はいないかとおっしゃられたので名乗り出て組み手を行う事になりました。しかしその組み手でも納得のゆく結果が出せず、とても悔しい思いをしました。自分は9月に行われるU19の大会に出場予定なので、この思いを糧に更に練習に励み、実力をつけていきたいと思いました。

初参加の合宿でしたが、空道の技術についてたくさん学べた貴重な経験となりました。車で連れてって下さった萩庭先輩や渋谷支部の先輩方を始めお世話になった方々、本当にありがとうございました。これからも練習に励み、また次の合宿にも参加出来るように頑張ります。押忍!

2013.8.20更新

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