TOP  >  高谷敏晶>  2/7

7月18日(日) 【成田‐ウラジオストク】

4月から手続きを進めていたロシア遠征ですが、ついに出発の日になりました。
仙台からはまずコノネンコ師範代の車で4人で移動。東北自動車道から磐越に入るというルートで成田空港に向かいました。8時に集合して成田についたのが13時前くらいでした。
昼食を取り搭乗手続きです。この辺はほとんどコノネンコ師範代に頼りっきりです。
15:50 定刻どおりに出発。

行程は2時間程度なんですが、時差が2時間プラスされるため、19:30に到着です。
ウラジオストク空港ではイワノフ師範代が出迎えに出てくれました。でかい…。『鯨』じゃ。 運転手は青帯のデニス君。こいつもデカい。こいつは鯨っていうより『熊』だな。

外に出るとまだ明るかったです。緯度の関係?とサマータイム導入のためウラジオストクは22時近くまで明るいとのこと。 へーー。ワゴン車に全員乗り込み、ウラジオストク市街へ移動しました。。 走っている車を見ると日本車ばっかり。聞いたらロシア国内の95%は日本車とのこと。 あとは韓国車が数%で、欧州車はほぼ皆無でした。

道中外を見ましたがもの凄い勢いで道路を拡張していました。2年後の2012年にAPECが開催されるとのことで、今この街は急成長中なのだとか。でも、誘導員なんていないし、標識もあんまりないし、車線変更はウィンカー出さないし で、よく皆事故起こさないよな〜と感心。(妙にパトカー多い)

さて、街中に入ったとこでコノネンコ師範代が「ホテルに入る前にまずレストランに寄ります。皆さんを歓迎する宴を用意しているそうです。」 ほほ〜♪ で、レストランに着いて外観を見たら凄い高級感漂うところでした。
中に入るとウラジオストク支部の方々が待っていました。さっそく「オス!オス!」とご挨拶です。

1恐縮したまま席につくとなんとなく世界大会等で見た事のある顔がチラホラ。
正面には第一回世界大会超重量級チャンプのグレゴリエフ・デニスが…。
途中で皆さんの紹介がありましたが、なにぶんにも聞き慣れない名前ばかりなので覚えきれなかったです。なんとか覚えれたのが、顔が超怖いユーリさん(弐段)。それからシボプリャスさん(弐段) こちらはちょっとスマートでダンディな感じのオジサマです。

料理は魚介類が中心のもの凄く豪華なものでした。前菜からもの凄いボリューム。
メインはトラウト(鱒)のムニエル。これも絶品でした。
序盤ビールを飲んでいましたが、途中からウォッカに半ば強制的に変更となり「オス!カンパーイ!」を10回ほどやってお開きでした。さっそくウォッカの洗礼を浴びました。

時計を見たらもう24時近い。
デニス君とイワノフさんにホテルまで送ってもらいました。
ホテルに着いてからはビールとジュースを買って、岡さんの部屋にてミーティング。
明日から頑張りましょーと早めに散会です。

は〜〜
ついに来ちゃいました。ウラジオストク!
明日からどんなことが起きるのかドキドキワクワクしつつ就寝です。

7月19日(月) 【ウラジオストク】

さて、2日目です。
明日20日から合宿開始になるので、今日は1日ウラジオストクの街を観光です。
お迎えの運転手デニス君が来て9時過ぎにホテルを出ました。途中でイワノフさんも合流。
2最初は金角湾が一望できる展望台です。

市街地の南方にルースキー島という島が隣接しているのですが、ここが2012年のAPECの開催場所になるとのことで、今突貫工事で橋を架けているのだそうです。途中まで出来ていましたがとにかく頑丈そう。橋が架かったら今度はルースキー島にホテルとか会議のための施設がばんばん建って行く予定だそうです なんて話してたらイワノフさんがさっそくビールとつまみを買ってきました。

イワノフさん、まだ10時ですよ〜〜(汗)

その後、ビーチとか魚市場を見てまた移動。「今日は船でちょっと沖に出ましょう。」ウラジオストク支部のみでなく極東地区の各支部の総取りまとめ役となっているヤシン支部長登場です。 なんでも石油関係でちょっと(?)儲けて、今は要人警護のSPの会社を経営しているのだとか。
3も、もの凄く偉い人なんでは? 我々ごときのために恐縮です!!
なんとヤシン支部長は御自分の豪華クルーザーで我々を接待してくれました。クルーザーではシャコエビ、サーモン、トラウト、イクラ、ナマコ、カニと次から次へと大量の魚介類を御馳走になり、何度も「オース!カンパーイ!」とウォッカ一気飲みをし、さっそくロシア語「オーチンフクスナ〜!(とっても美味しい!)」を覚えました。

4イクラは薄く焼いたクレープ生地にどっさり乗っけてそれを丸めたヤツに更にイクラを乗っけてガブリ!とするのだそうで。
で、味が塩辛いのでそれをウォッカで洗い流せ とのこと。
なんという豪快な食い方でしょう(汗)
でも皆が皆酒が強いわけでなく、中には弱い人もいたのでホッとしました。シボプリャスさん(細身・ダンディ)はウォッカがまるでダメとのことで、ワインをチビチビやってました。
夕方になって陽が落ちてきたあたりでウラジオストクに戻ることになりました。
そして、金角湾に近づいた辺りでヤシン支部長が日露戦争のことを語り始めました。
彼がまだ若かりし頃、軍に入隊したときに最古参の大先輩で日露戦争を戦ったという人がいたらしいです。開戦に至ってしまった経緯、結果的には日本勝利という決着だったが実状はそう単純でもないこと、またどんな理由があれ戦争はいけないということを切々と語ってくれました。
で、当然最後に「空道バンザーイ! カンパーイ! オース!!」とウォッカ一気飲みです。5
つい最近まで民間人の入港を許可してなかったとの金角湾にも入港しましたが絶景でした。

さて、桟橋についたところでイワノフさんが「カラオケやろう!」と言い出し、ヤシン支部長も快諾。クルーザーでのカラオケ大会が始まりました。6ここでの一番の拍手喝さいは美声の佐藤順さん。イワノフさんも御満悦でした。
24時近くになってようやくお開きになりホテルへ戻りました。
明日からいよいよ合宿開始です。

つづく

このページのトップへ

本サイトに掲載の記事・写真等の無断転載を禁止します。
Copyright(C) KUDO ALL JAPAN FEDERETION DAIDOJUKU. all rights reserved.
このページを閉じる