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ウラジオストク滞在記録

「ロシア行ってみてーっすね!」
とある飲み会の席での、某初段の一言から現実のものとなったロシア・ウラジオストク遠征。

ホントに行ってきました。
日本からは、アレクセイ・コノネンコ師範代、高谷先輩(弐段)、岡さん(初段)、私の4名が出向きました。
旧共産圏への渡航ということで、航空券やホテルの手配、パスポートやビザの申請など、手続きは実に大変だったようです。バウチャー制度というのだそうですが・・・この辺のこまごまとしたやり取りは、すべてコノネンコ先輩にお願いしてしまいました。本当に感謝感謝です。

今回の遠征での日々の記録については、高谷先輩が詳細に記録したものをレポートにまとめられているので、私は、内容が被らないように、特に印象に残ったことをまとめていきたいと思います。

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【飛行機】

今回利用したのは、ウラジオストク航空でした。結構年季の入ったツポレフに乗り込み、2時間の旅。ロシア製の飛行機ということで、欧米の飛行機とは微妙にセンスが異なります。一言でいえば耐久性重視でしょうか。とにかく無骨です。離着陸の際の振動がものすごく、特に、帰りの機体は天井のプラスチック板が外れて落ちてきそうでした。

【ウラジオストク空港】

国際空港とは思えないほど、こぢんまりとした空港でした。空港内外の見慣れないキリル文字の看板表記を目にして、初めてロシアに来たのだと実感しました。 空気感も日本とはずいぶん異なります。太陽の光も、日本よりもずいぶん柔らかく、若干青みがかって見えました。
イワノフ支部長、デニスさんが空港まで出迎えに来てくださいました。二人ともでっかいのでびっくりです。

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【歓迎会】

空港からウラジオストク市内に入ってすぐに、ウラジオストク各支部の皆さんが歓迎会の席を設けてくださいました。高級レストランで待ち構えていたみなさんは、何となくどこかで見かけた顔ばかり・・・後で聞いたら、ほとんどが過去3回の世界大会などで来日経験があるのだとか。なるほどね。
料理は魚介類中心。どの料理も美味です。そして当然のようにウオッカが登場。まったく酒の飲めない私の代わりに、高谷先輩、岡さんがいつ果てるともしれない乾杯合戦に参加されていました・・・

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【ウラジオストク市内観光】

街中を走る車の9割以上が日本からの中古車とのこと。もしかすると日本車率は仙台の方が低いかもしれません。けっこうみなさんとばします。歩行者優先の考えは…薄いとのことです。事故も多そう。日本ではめったに見ることのなくなったパンクして立ち往生している車もちらほら。

2日目の午前中は、イワノフ支部長、シボプリャス支部長にウラジオストク市内を案内していただきました。丘陵上の市街に囲まれるようにして金角湾が半島に切れ込んでおり、町全体の雰囲気は、東先生の出身地・気仙沼に何となく似たものを感じます。
2012年に開催されるAPECに向けて、町中が大開発中でした。町全体がざわつくような活気に満ち溢れています。さすが旧共産圏、やるぞとなったら、ロシア中の資本をどかどかと投入することになっているのかもしれません。
ちなみにウラジオストクは、ロシア語で「東方の支配地」を意味するとのことです。ロシアの東方政策の軍事拠点であったことがしのばれます。

街を歩く女性は八頭身美人ばかり。男性は熊のように見えます。

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つづく

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