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2012年関東地区サマーキャンプレポート渋谷幸宏(新潟支部)

この度、初参加のサマーキャンプは、有名選手の技を近くで見れる事、普段指導を受ける事のない諸先輩方々のご指導、昇段審査の受審、楽しみと不安と緊張が渾然一体となった胸中でしたが、新潟支部からは自分の他にも6名、昇段審査に挑戦する先輩方がいましたので、「みんなで受ければ怖くない」的な、無茶苦茶な理屈で自分を鼓舞して参加させていただきました。
サマーキャンプの会場は大変広い会場でした。(柔道試合場2面、剣道試合場2面位。)しかしこの広さでも手狭感が否めないほどの参加人数(250名)に圧倒され ました。
最初はエアコンも効いていて快適でしたが、基本稽古が終わる頃には冷気が熱気に変わっていました。 初日は技術講習。寝技で教わった絞め技が大変勉強になりました。自分の道場に帰っても反復練習出来る様に頭に焼付けました。初日はあっという間に時が過ぎ無事に終了。

2日目は早朝ランニング。普段走ることの無い自分とって早朝ランニングは鬼門と位置づけ、審査を考慮して無理をしすぎないように若干ゆっくり目のスピードで走り きりました。
そして・・・・キャンプ2日目の稽古開始。このキャンプの最大目的、メインイベントの昇段審査が始まりました。この日はエアコンがまったく効いておらず道場内は軽〜いサウナ状態。また、塾長の鋭い眼光のもとでの基本、移動でかなり疲労してしまいました。

審査は少年部からスタートしました。自分の審査まで30〜40分の待ち時間がありました。
体を冷やさぬよう気をつけて順番を待ちました。
いよいよ、自分の番がやってきました。一人目は参段を受審するY先輩の相手役からのスタートでした。いきなりの黒帯の先輩からのスタート。後々の事を考慮して、酔っ払う事(ダメージ)だけは避けたいと思い臨みましたが、、、始まった途端、何故か?当たって砕けろ玉砕状態組手になっていました。しかし、逆にそれが積極性のある組手となりその後の組手でも良い流れ、結果になったような気がします。 自分はベースが柔道で、どうしても綺麗な一本の投げにこだわり過ぎ、逆に打撃をもらったり、悪戯に体力を消耗してしまう所があります。H先輩から「綺麗な一本の投げにこだわるな」とアドバイスを頂きポイント獲得を念頭に組手を行いました。無我夢中でなんとか8人組手を完遂いたしました。アドレナリンの仕業で体の痛みや疲れはさほど感じませんでしたが、しばらくして両ふくらはぎが、こむら返りを起こし歩行不能に苛まれました。おそらく脱水と筋疲労によるものだと思われます。昇段審査の過酷さを身を持って味わった次第であります。

緊張と興奮と熱気と、こむら返りの初参加サマーキャンプの2日間。幸いパンチに酔っ払うこともなく無事に乗り切ることが出来ました。沢山勉強になることも教えて いただきました。塾長はじめ各支部長、指導員、先輩の皆様、この場をかりて御礼申し上げます。
今後の更なる精進と後進の指導、空道の普及に微力ながら貢献させていただきます。
押忍。

渋谷幸宏(新潟支部)

更新日2012.8.21

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