イタリアセミナー同行記友次広寿(八王子日野支部)

この度は、イタリアで開催された「空道セミナー」に同行させて頂いた事を塾長はじめ関係者の皆様に御礼申し上げます。そして今回も大変貴重な経験をさせて頂いた事に感謝申し上げます。
昨年の第一回ヨーロッパ選手権大会以降、武道としての空道が更なる評価を受け今回のセミナーへと繋がったものと思います。そして驚かされたのはセミナー参加者の年齢層の広さです。10代から70代まで老若男女を問わず熱い眼差しが空道へと注がれていました。殆どの方が伝統派の空手を長年に亙(わた)って経験されており、武道への真摯な姿勢、直向な熱気が窺(うかが)えました。先のブルガリア遠征でも感じた海外での急激な「空道の普及と発展」。ここイタリアでは世代を越え武道感を共有できる土壌があり、近い将来この国の飛躍的な空道の発展を予感させられるものとなりました。

そしてその可能性に微力ながらお役に立てたことを誇りに思う次第です。

以下、山田支部長との二人旅の模様とイタリアでのトピックスを私の写真と解説でご紹介致します。

ミラノでの乗り継ぎゲート探し
山田支部長とはプライベートでも国内外を旅行している。二人でいると「何とかなるさ」感覚で変な安心感がある。今回のミラノ空港での乗り継ぎも何とかなってしまった。英語もイタリア語も全然出来ない二人が自信を深めたのも事実だ。やっぱ、日本語一番!

団体さんに続け
イタリアの日本人観光客はとても多くてビックリ。特に女性客が圧倒的に多い。年齢層もかなり広い。 ミラノでの乗ノり継ぎも日本人観光客で溢れていた。だから添乗員さんの説明を何気なく小耳にはさみ後をついて行けば難なく乗り継ぎ成功。迷子にならないでヨカッタ!小金持ち日本万歳!

ポーリ宮殿とトレビィの泉
トレビィの泉に後ろ向きにコインを投げ入れると何やら願い事が叶うらしい。半信半疑でいざ投入。「ポッチャン」私ワタシのコインは見事命中!山田支部長はというと「大はずれ」。この時気には留めなかったがここから地下鉄の悪夢「すりとの遭遇」(※)に繋がったようで、まさに神秘の泉であった。
(※詳細は直接ご本人にお聞きください。)

真実の口
元々は下水溝のマンホールの蓋だったらしいが、口に手を入れると「嘘つきはかまれる」という伝説があるらしい。今回は側まで行けなかった為口に手を入れることは出来なかった。あ〜残念!でも、よかったのかもしれない??

食いしん坊、万歳!
山田支部長と生活を共にしているといつも直面するのが「燃費」問題。私が国産車のだとすると山田支部長は1960年代のアメ車そのものだ。兎に角喰らう、喰うこと野別幕無し。でも、スタイルを気にするのは何かが可笑しい。

ウエルカムケーキ
ブルガリアでもケーキでの歓迎があったが、スイーツはイタリアも同様、食事とセットなんだろう。食文化の違いであろうが、塾長の甘党を知ってか知らぬか。もし知っていればアンコの方が受けたのかもしれない。

日本食レストラン
どうも胡散臭ウサンクサい「NAGOYA」という日本食レストラン。案の定、経営者は中国人だった。鳥料理を出せば名古屋料理のようで?勘違い甚だしい。流石、中国4000年の「嘘つき」商魂猛々しい。

「NAGOYA」で登場したビールと醤油
胡散臭い店だったがビールは本物ホンモノだった。このビールを使ってイタリアの塾生に「イッキ」を伝授。外国人は皆自分で注いで飲むのが普通のようで、それでは拙いと思い由緒正しき大道塾文化を注入。但し最後までイッキをイッキーと言っていました。

危険です!
技の説明のシーン。私の右ミドルを塾長がキャッチして大外刈りで倒すところ。この直後私の背中に激痛がぁ。汚れ役としては完璧でした。

ワインと美人秘書
美人秘書にワインを注がれ上機嫌の塾長。満面の笑顔をご覧あれ。正に至福のとき。尚、誤解がないように美人秘書はご令嬢の由美子さんでした。

おわりに
今回の遠征を通じ、「空道」の素晴らしさを再確認できたことは言うまでもなく、国や人種に関係なく、いいものは受け入れられることを実感できた思い出深い旅となりました。そしてコミュニケーションツールとしての「押忍(おす)」は万能で、先人の創られた「魔法の言葉」に改めて敬意を払いたいと思います。武道母国日本に生まれて本当によかった!

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