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レポート加藤律夫(中部本部) 無級 49歳

押忍!この挨拶も3ヵ月程前までは、耳慣れぬ世界の言葉でした。格闘技(武道)といえば中学1、2年と高校の体育で柔道を四半世紀以上前に学んだ程度の経験で、自転車で通っていたスポーツジムの帰りに見つけたガード下の道場で生の迫力に魅せられたことが入門のきっかけでした。(空道には、JUDOのグローバル化に見られる世界中の人が認める武道の礼節の重要性を認識させられることも魅力の一つです。)

サマーキャンプの初日は基本稽古の後、前半は寝技、後半は投げ技の講習、最後に普段手合わせすることがない西日本地区の諸先輩方と打撃スパーを行い、寝技講習では30秒内での様々な体勢から膠着状態の崩し(有利なポジションへの移行)やガードポジションからの展開による腕ひしぎ・三角絞め・オモプラッタの、動きに合わせた連携などを学びました。(私の技量では一つの技からポイントを押さえて極めることから修練しないといけませんが・・・。)打撃スパーでは蹴りの間合いより遠い相手にパンチを届かせようとして右肩を伸ばしすぎ痛めていた肋骨をまた痛め(自爆)たり、パリングした時になぜか中指を突き指していました。

二日目、朝のランニング後に小川支部長による基本稽古・手技の講習が行われ、足の返しや膝の曲げ深さ、体幹のひねり戻し、ガードの位置や腕の運びなど細かい指導をしてもらい、基本をきちんと行う事の大切さを痛感しました。

午前中は移動稽古の後、前半は応用打撃、後半は基本打撃、最後に寝技スパーを行い、打撃講習では技を繋ぐこと(コンビネーション)の重要さ、面白さ、難しさも体感できました。(私の技量では、まだまだ一つ一つが、技と呼べないレベルで、未熟なため、そこから精進していきたいと思います。)
興奮するほど楽しく、限られた時間でいくつもの新たな学びがあり、多くの課題・宿題も頂けたサマーキャンプでした。

出会った時点での年齢が高めの為、怪我をして稽古を休む事がないように守りを上達させ、帯の色を染め、自由度の高い、幅広い空道を楽しめる日が来ることを目標に稽古していきたいと、ますます考えるようになりました。

日本人の本質を世界中に胸を張って誇ることができる素晴らしい武道である空道を創設、発展に尽力されている東塾長。総合武道を始めるには、高齢で物覚えが悪くなってきているにもかかわらず熱心に御指導して下さる中部本部の諸先輩。日頃、取り組む時間の少ない講習内容を丁寧に御指導してくださり、また組手の相手をして下さった西日本地区の諸先輩。裏番組の24時間TV以上に未来に向けての夢を実感させてくれた小さなかわいい少年部の諸先輩。私にとって大変幸せで楽しく充実した有意義な二日間でした。門のない無限に広がる道にいる全ての方に対して「ありがとうございます。」の言葉しか浮かびません。(二着持参した道着も、アンダーシャツ越しにもかかわらず汗と加齢臭で十二分に満たされました。)
KUDOの「く」の字も体得できていないレベルなので多々、御迷惑お掛けすることと思いますが今後とも宜しくお願い致します。
日本語は(たぶん他の言語も)難しく、文に親しみ不足で申し訳ありません。

加藤律夫(中部本部)

更新日2012.9.3

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