東孝の格闘空手 空手リアルアーツシリーズ 16 VOL2 2026年10月26日 by 大道無門 この連載は『月刊空手道』(福昌堂発行)1986年1月号に収録されたものです。肩書は掲載当時のものです 第八章接近戦からの連繫2これは肘打ちに対して相手が完全に両腕でガードした状態とか、肘打ちが極まってからのダメ押しとして使われる。分解接近戦からの投げは肉体的だけではなく、心理的ダメージの効果大!肘打ちのみならず、接近戦でなかなか双方とも効果的な攻撃が見い出せず密着した場合など、本格的な投げでなくとも、相手に体をあびせながら投げれば、結構極まるものである。このような当て身の応酬からの投げは大きな精神的ダメージを相手に与えることができる。この連繋も、左→右といったパターンの裏をかいて攻撃する方法で、意外性を狙った攻撃といえるだろう。分解頭突きは、肘による体の回転の反動を利用する 肘を出すことによって上体が大きく回転するが、そのもどしの反動によって頭を振りながら、頭突きを相手の顔面にたたき込む。左右の手による攻撃が続く中、突然その真中から頭が出てくることは、一瞬ではなかなか判断つきにくい。相手を倒すまでには至らなくとも、この意外性のある攻撃によって、肉体的ダメージに精神的ダメージがかさなり、闘争心に動揺がおきる。これは、次の技でダメを押すためにも重要なことである。