東孝の格闘空手 空手リアルアーツシリーズ 16 VOL1

この連載は『月刊空手道』(福昌堂発行)1986年1月号に収録されたものです。肩書は掲載当時のものです

第八章接近戦からの連繫2

1月号で紹介した「左肘打ち→右肘降ろし」は、左肘に対しては右腕を上げ、右肘に対しては左腕をあげて受けるといったオーソドックスなブロックの虚をついて、肘を上から打ち降ろして相手の顔面を捉える攻撃法である。また「左肘打ち→回転右肘打ち」は、左の次に右がくるというパターンをあえてはずし回転して肘を出すといった奇襲法といえるだろう。そこで今回はさらにトリッキーな攻撃法を紹介する。

この連繋は、攻撃側の肘打ちに対し相手が膝蹴りを出してくるとか、更には大きい人間が足を掛けてあびせ倒してダメージを与えようとしてくるケースに対して有効になる。

分解
相手の前進に逆らわず、相手の頭をとれ!

まず第一にこの連撃を成功させるには、決して相手の動きに逆らってはいけない。相手の突進にまかせて首を抱えたまま、自ら倒れ込んで相手のボディに膝を打ちあてる、まさしく起死回生の攻撃なのである。

分解2
頭を抱えた手は決して離すな!

頭を抱えられて前傾するということは、て落下する自らの体重で大きなダメージ背を丸める体勢になるため腹筋を緊張さを受けてしまう。このことからも決してせてふんばることが難しくなる。そうし頭を抱えた手を離してはならない。

。