東孝の格闘空手 空手リアルアーツシリーズ 15 VOL3

この連載は『月刊空手道』(福昌堂発行)1985年12月号に収録されたものです。肩書は掲載当時のものです

分解2
肘打ちから膝蹴りへの移向が基本

このように肘の連打で相手にダメージを与え膝蹴りで相手の頭部、腹、脇腹、大腿、金的を打つことによって相手を制することができる。

これが逆に膝蹴りから肘打ちにいくケースも当然あるのだが、膝蹴りに対しては普通相手に抱きついて防御するのが基本であるため、距離を保つことが難しく次の肘が出しにくい。だからまずは肘から膝の連繋を身につける必要がある。

 また接近戦であればなおさら、自分のガードを忘れてはいけない。

分解

接近戦での不意打ち

この連繋は、相手とパンチの打ち合いをして接近しすぎた場合、パンチがスムーズに出なくなったり両手をつかみ合うような状態になったとき有効となるものである。接近での乱戦になったとき、不意打ち気味に回転右肘打ちを入れる。これは普通の肘打ちとは違い、突くような感じで相手の顔面を正面から捉える打ち方である。

肘打ちはほとんどの場合が横からくるため、肘打ちというと反射的に両腕をあげてブロックするのが普通の人間の習性である。だからこのように回転して、さらにまっすぐにくる肘は非常に受けにくる。

い。また、この回転肘打ちが極まらなくともすぐに左肘、左膝による顔面、ボディ、金的に繋げば効果はさらに大きくなる。