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2017年 全日本空道体力別西日本地区予選大会を終えて

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日進支部
神山信彦

 3月20日(月 祝日)西日本地区予選大会が開催されました。 予選及び交流試合全体を通して所感を述べさせて頂きます。

大会後の塾長のお言葉で怪我が多い選手の指摘がありました。(我が支部の選手にもいえることです)
基礎体力や筋力を付けることの重要性は言うまでもいなく以前から指摘を受けていることですが、部位鍛錬というか脛や拳を鍛えていない選手が西日本地区に限らずとても多い様に思います。稽古では拳を痛めてはいないのに、バンテージを巻たりグローブやフィンガーグローブを付けたりまた、足にはレガースの脛あてを付けるなどでは拳や脛は強くなりません。脛もレガースでは、脛のどこを当てても痛みがないので当てる部位させ間違った部位を当てている選手もいます。その稽古方法、取り組み方の結果が現在の選手達の状態や怪我という答えが出ているのではないのでしょうか。(我が支部の選手達も反省する所です)
 海外選手をみても、全力で拳を打ち込んでも拳が腫たり、骨折する選手が少ないのも身体的な特徴だけではなく、稽古方法や取り組み方にも学ぶべきところがあると思います。日本人選手はもとより指導者や各支部長が筋にあたる部位鍛錬の必要性を重要視するべきと実感します。

さて試合内容ですが、西日本地区予選は、各階級少年部から続けている選手の活躍が目立ちました。基礎はある程度、少年部からの積み重ねが有り、粗削りな部分もありますが、経験と稽古の積み重ねでさらに伸びていくことに期待をします。ただ、先にも述べましたが怪我防止の為、筋力を付ける事、部位鍛錬を怠らないようにすることです。試合はトーナメントで1日に何試合も行います。
アウターの筋肉だけではなく、インナーの筋肉強化を図るべきです。同時に筋の部分と部位鍛錬に尽きます。日本人選手は海外選手と比べてもテクニック(技)は劣ってはいません。打ち負けない筋力と壊れない体作りに取り組むべきです。 全日本大会での西日本地区選手達の活躍を期待します。

シニアクラスは、40代から50代の年齢層の選手達が多く集まりました。 空道ならでは競技として長く取り組むことが出来るという証だと思います。 また、この年齢層でも試合が出来るということは、若手選手と比べても体が丈夫だということです。育って来た時代や環境の違いもありますが、現役20代や30代の選手達もスーパーシニアに学ぶべきところではないでしょうか。

U19はジュニアですが西日本地区では、全日本予選と交流試合の場で試合が行われます。それは、一般の試合を観戦することにより将来の目標を定めさせるためには良い機会と捉えているからです。また、豊田大谷高校 空道部を中心に西日本地区の各支部もU19の選手が育っており参加者も徐々に増えています。
この西日本地区でもジュニア経験者で、全日本大会や世界大会など近い将来活躍出来る選手が育つことを期待します。

以上、各試合個別の内容ではなく、全体を通して各選手共通の所感を述べさせて頂きました。

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更新日 2017.03.30

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