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レポート「日本の未来に光が見えました」


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3月25日

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ボランテイアーの仕事の一番大変なことは民家の片付けの手伝いとがれき撤去です。肉体的にも精神的にも辛いです。周りは破壊の景色ばっかり、一瞬でごみになった人の財産、大切なものを踏みながらさらにごみの山に運び集めます。仙台から車でわずか20−30分のところですが、毎日通うときにこの30分は普通の生活から戦場への辛い道です。

ボランテイアーは要請に応じて手伝いに行きますが、私が前に住んだことがあって、サーフィンでよく行っていた菖蒲田浜からは要請がなく、要請出来る人や手伝いが必要とされる場所が残ってないということでしょう・・・。
手伝い先が決められるときには、被害を受けたが七ヶ浜に住み続ける意向を示した人が最優先です。七ヶ浜大好きで、ここで全部の財産を失った私にとってとても辛い仕事です。

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しかし、人間として、武道家として今私にとってこれしかできないです。私はこういうときに人を守る、人に助けるために精神と肉体を厳しい稽古で鍛えました。 そして、私は一人ではないです、周りの人と一緒に、国籍と関係なく、われわれは同じ災害によって統合され、全国の人たち、全世界の人たちに応援されています。すべてを失って、将来は不安ですが、今は私たちに力を与えているのは希望です。私たちは希望のために戦っています!

夜帰って、テレビをつけると福島の原発のニュースが流れます。地震や津波は自然な力でしょうがないですが、ここは違って、ここさえなければどれだけ早く復旧できたかと考えます。自衛隊、消防士、作業員は一所懸命に健康と命をかけて原発の事故を抑えようとしています。この人たちに頭を下げて尊敬と感謝を!しかし、東京電力の説明を聞くと「死ぬ覚悟でやりなさい!できるもんなら自分でそこで働きたいですが、あなたたちしかいないのだから。これ以上に人、土地、われわれの未来をいじめないでくれ!」と言いたくなります。

掲載日 2011.3.27

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