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コロンビア奮戦記
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7月7日

黒木東先生
押忍、先日の日記送信時の貴重なお言葉有難うございます!
あぁ、なるほどと思いました!

東塾長

講義への謝礼は要らない(それ程のものじゃないか 笑)


今朝は11時になってもカイセド支部長が来ません。
待つ事1時間になろうかという時、来られました。
物凄く体調が悪そうです。朝、病院に行って来たそうです。恐らく疲れが溜まって体調でも崩したのでしょう。 2、3日もすれば大丈夫みたいです(本人いわく)。

道場に到着後メールチェック。その後、ジムへ行きました。
ポスターの効果があったのか、カイセド支部長が通ってる若者からの問い合わせに丁寧に答えてます。
肩を中心に行い、その後遅めの昼食です。

16時過ぎから道場にて前回とは別のテレビ局から取材があり、インタビュー(これが毎回困ります・汗)とミット、スパーリングをしているところの撮影です。
現在カリでは、先日の日記で触れたましたが、サッカーの試合後の若者の振る舞いが問題視されています。
インタビューではこの事について聞かれました。
昨日サッカーの試合があって負けたので暴動は起きずに静かでしたが(警察が出動して警備にあたっていましたが)、交通量の多い通りに面した店や建物にガラスが投げられたりします。
被害は有りませんでしたがコロンビア支部の道場前もガラスだらけでした。
コロンビアでも青少年の教育には頭を抱えているようです。
競技を見てその結果、応援する事とは間違えた方向に使われている力をスポーツ競技そのものに向けてはどうかと答えました。
その上で自分達がやっている空道を求められれば、それを正しく伝え、大道塾としてはコロンビア全域、ラテンアメリカに空道を広げていきたいと答えました。
言葉の足りない所はカイセド支部長が補足してくれました。

カイセド支部長も同じような事で嘆いてました。
と言うのも今日、入門希望の18歳の青年が母親、お祖母さんに連れられて説明を受けに来ていたからです。やりたいのは本人なのに質問するのは母親、こちらの質問に答えるのは母親とお祖母さん。
(お前は何しに来たんだよ!)って言いたくもなります。本当に過保護な親が増えました。

東塾長動詞"Disport=気晴らしをする”から頭音Diが消え、ストレートに“娯楽”、 “気晴らし”を意味す名詞“SPORT スポーツ”(一応、英文科だかんな、エヘン!) のみで、その先の理念がなければ、たとえ技や闘争心を習得する過程で、大きな試練や苦しみはあったにしても、最終的には肉体的強者のみが勝利者(目的、至高の価値)となる。
それは競技を離れた長い人生を考えた時、一歩間違えば容易に単なる “乱暴者”に変身する。だから武と道なんだよ!「矛(ほこ)を持って(止=あし)で堂々と前進する」と か、「力で相手を押さえつける」の意味の“武”だけでは技術や強さしか伝えられない。「人を導く」とか、「人の踏み行うべき方向」を意味する“道”という理念が、 肉体的暴走の“歯止め”として表裏一体、不即不離で存在しなければ、人の世は大変なことになる(もうなってるのか?)
確かに、昨今のプロスポーツの方が、一時的には気分をスカッとさせてくれる。一人っ子が多かったり、勉強、勉強(ゲーム、ゲームか?笑)で人との付き合いを学んで来ないで育った現代人にとって、“礼儀”だとか、“尊敬”などという、社会の “しがらみ、決まりごと”にしか感じられないものや、“人間性”だとか他人との “友情”、“有情”などという“建前、奇麗ごとのウソ臭さ”しか匂って来ない“立派な社会”を忘れさせてくれ、“身近の浮世”に溢れている、むき出しの本能、弱肉強食、生の人間性を見せてくれるからだろう。 しかし、倒れている人間をけったり、踏みつけたり、ダメージのある相手を容赦なく攻撃して勝利し、「どうだ俺はツェーだろう!」とか、「誰でも良いから掛って来い!ぶっ殺してやる!」いう得意満面、罵詈雑言を一時のトランキライザーとして称賛したにしろ、(秋葉原事件じゃないが)そういう時代の空気・風潮が助長した、理不尽、凶暴がある日、自分にも襲い掛かって来ることを考えたならば、どこか虚しさや、寂しさ、孤独、怖さを感じるのじゃないだろうか。 堅苦しくいえば「無惻隠之心、非人間=憐み(あわれみ)の心を持たなければ人間ではない(孟子)」を持ち出すまでもなく、今という時代は、肩を並べあって生きて行かざるを得ない人間同士が「兵(つわもの)どもが夢の跡」とため息をつくしかない、末法の世(末世)に迷い込んでしまってるんじゃないのか・・・・。(今日は相田みつおからぐっと時代を遡ってみました 笑)

今日の黒帯クラスは5名参加。
シャドーボクシング、癖を取る為ゆっくり一発、一発フォームを確認しながらのミット。おかしくなったら直ぐ鏡を見て修正。今日はひたすらこれの繰り返しです。
慣れてくると直ぐ雑になって来ます。コロンビア支部の塾生は伝統派空手の出身者が多い為、非常に癖が強くなかなか直りません。基本稽古の時はそうでもないのですがミットになると極端です。
自分も昔、先輩達に直して頂いたのを思い出します。焦って次にいっても仕方ないので今日はここまでです。

タライ実は昼間、ある買い物をしました。それは、そ、それは、タライです(笑)。
新たな洗濯対策をしようと前日から漬け洗いしたらどうかと思って買いました!さあ、その効果はいかに!

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