2007東北地区合同合宿

合宿画像 | レポート1 | レポート2

「合宿へ行こう!〜東北地区合同合宿レポート〜」小松洋之(秋田市同好会)

ジリジリと太陽が照りつける盛夏のみぎり、全国の皆様、元気に稽古していますか?
秋田市同好会・責任者師範代・小松と申します。
本日は、去る7/28・29に行われました、東北地区夏季合同合宿のご報告をさせて頂きます。

例年、蔵王温泉で行われる東北地区合宿は、高原の爽やかな風と、乳白色の温泉、美味しい山形の幸、そして各支部間での様々な交流、と厳しい稽古の中にも楽しみが盛り沢山の、誠に楽しみな行事の一つであります。

ご存知の通り、本年より、合宿のシステムが大きく変わりました。
1. 開催期間短縮をはかり、より参加し易く。
2. 試合、スパーリング重視の強化練成会的志向から、技術底上げ&向上を目的としたセミナー的合宿へ。
1.は社会的要因、生活環境の変化に伴い、2.に関しては、支部増加により交流戦等の機会が増えた事や、試合ルールの拡大/広域化のため習得しなくてはならない技術の増加等など、の理由からであります。
合宿システムの変更が要因と考えられますが、本年は(参議院選挙投票日にも拘らず)昨年よりも大幅増の90名余りの参加者を数え、楽しく賑やかに、且つ真剣に!充実した合宿となりました。

一般・BMC・女子部のセミナーは、基本稽古の後、全体を3班に編成し、(1)蹴り技(2)パンチ(3)組技、の各講習クラスを1コマ40分でローテーション、というシステムで進められました。
各クラスの講師及び講習内容は以下の通りです。

蹴り技主体クラス

【講師】
長田(仙台西支部長)・コノネンコ(東北本部師範代)・ 佐藤(剛)(東北本部師範代)・佐藤(繁)(仙南支部長)

【主な内容】
イ)蹴り技の重心・軸・スタンスについて(パンチとの差異)
ロ)「蹴り⇔パンチ」のスムーズな移行の為の注意点
ハ)右ミドル→スタンスを変えて、左パンチ
ニ)右ミドルに対して、右スト→左フックでカウンター
ホ)ワンツーに対して、ステップバックしての後ろ蹴り
ヘ)間合いの取り方、いじり方

パンチ主体クラス

【講師】
加藤(大森/行徳支部長)・中川(多賀城同好会責任者)・ 我妻(角田同好会責任者)・吉澤(仙台北支部正指導員)

【主な内容】
イ)パンチの重心・軸・スタンスについて(蹴りとの差異)
ロ)ステップインワンツー→ステップバック(距離の作り直し)
ハ)    〃     →再ステップイン右スト
ニ)右ストに対して、左中段フック→左上段フック→右スト

組技主体クラス

【講師】
武山(仙台東支部長)・清水(総本部正指導員)・瀧田(一関/水沢/気仙沼支部長)・小松(秋田市同好会責任者)

【主な内容】
イ)寝技の基本形
ロ)アキレス腱固め
極めのポイント/相手に立たれない為に/道着の切り方
ハ)十字固め
基本形/手の切り方/帯で括ってニーンザベリーへ

関東地区より、加藤支部長、清水総本部正指導員を迎え、全日本王者クラスを多数含む充実した講師陣からの決め細やかな直接の指導は、私自身、一塾生に戻って受講したいと感じる程のものでした。

セミナーは、極めて基礎的な技術・考え方に始まり、各講師陣のスペシャルテクニックまで、塾生の習熟度、体力を鑑みて細かなステップを踏まえられていた為、各参加者の(顧客?)満足度調査(口頭にて)に於いても、評価は上々であったようです。
最終日、恒例の昇段・級審査会及び全員でのマススパーリングと、最後まで集中力も切れず、怪我・事故も無く無事終われた事も含め、本合宿は大成功に終わったと感じています。

最後に、2点。
・本合宿に参加した塾生の皆様へ
印象・記憶はすぐに風化してしまいますから、セミナーで習った技を、各支部に戻った後、参加出来なかった方々も巻き込み、徹底反復して下さい。
そして、皆で強くなろう!
・これから合宿を控えている地区の塾生の皆様へ
上記の様に、新システム合宿は従来システムとはまた違ったアプローチで、自己の研鑽を計る事が可能です。
参加申込をしなかったあなた!未だ間に合います!是非支部長に相談してみましょう。
そして、合宿へ行こう!

合宿画像 | レポート1 | レポート2

本サイトに掲載の記事・写真等の無断転載を禁止します。
Copyright(C)KUDO/DAIDOJUKU all right reserved.

このページを閉じる