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仙南支部より

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この度は全国の支部長、塾生のみなさまから多大なるご支援を頂き心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。

仙南支部の主な活動範囲である名取市、岩沼市は太平洋に面した地域が多くあり、ご存知の通り津波による甚大な被害を受けました。
塾生の中にも20を超える家庭で家が全壊、半壊したり、職場を失うなど生活が激変した方が多くいます。
また、名取市、岩沼市合わせて死者1068名、行方不明者182名(5月8日現在)という中で、仙南支部塾生家族が全員無事であったことは不幸中の幸い奇跡としか言いようのない喜びでした。

主な稽古場としていた公共体育館も天井や壁が崩落したり、遺体安置所となり無期限で使用できなくなりました。今は狭小の常設道場でのみ稽古を行っています。
稽古の中で、皆様からの手厚いご支援について塾生に紹介し、全国の空道を志す者の手助けのありがたさ、また仙南支部生の奮起、活躍を見せることがご支援くださったみなさまへの恩返しの一つになると言い聞かせ日々稽古に励んでおります。
まだまだ稽古に参加できる状況にない塾生も多くおり、震災前の状態に戻すには時間がかかりますが、一歩一歩確実に前進して参ります。
皆様への感謝の気持ちを言葉では到底表現できませんが、再度お礼を申し上げ締めといたします。
ありがとうございました。

仙南支部長 佐藤繁樹


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震災後の稽古の様子です。道着などが流失してもジャージで稽古に励んでいます。

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私の自宅から数百メートルの閖上地域です。壊滅的ダメージを受けました。

閖上小学校教室です。泥が教室内まで入り込んできています。当日はここの屋上に避難し一晩を過ごした塾生もいました。

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塾長感想

「昨日で震災から2カ月、大きな被災風景は大分撤去され、復興という前向きな報道が多くなると、あの“大震災” は何となく“過去”の話のような錯覚に陥ってしまうが、こういう原風景(?)は何度でも見返して、心に刻み込まないとな、と改めて思った。それにしてもあんな悲惨な災害に遭っても、なお武道を求めてくれるこの子供達を見ると、まだまだ応援しなきゃなぁーと思うと同時に、巷(ちまた)にあふれる“ブドー”に嫌気がさす時もあるが“武道”の持つ根源的な力に「何を弱気な事を言ってんだ!」と逆に励まされるなー。」

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更新日 2011.5.12

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