11月24日起床後朝食、濃い物を食べ続けていたせいかスクランブルエッグの素朴な塩味が凄く美味しくコロンビア滞在中の毎朝注文し食べていました。本日の予定は聞いてはいましたが、取材、記者会見、テレビ局?いまいちピンと来ないままカリ市の庁舎に移動。
この日は大統領が市庁舎に来ているとの事で上空には軍のヘリコプターが何機も音をたてて飛んでおり、そして何重ものセキュリティと…そこで初めて事の重大さに気付く!元々東先生がカリ市の名誉市民でもあり、武道母国日本からやって来たと言う事で歓迎ムード一色。私達の一挙手一投足全てが見られているわけですから、へたはうてない、しかしその分やる気も駆り立てられる!
「これが空道だと言う所を見せてやる」
海外遠征に出て実感させられたのは外国人の武道に対する実直さや姿勢がすばらしいという事です。(日本の中だけを見ていたらきっと解らなかったと思う)常日頃から東先生が海外での武道の位置付は非常に高く…と、おっしゃっていた事を実感する事が出来ました。又こちらで開催された試合はゴールデンタイムに全国区で2時間のライブ放送、その後はニュースで繰り返し何度も放送されたり、道中国際線の中では客室乗務員に「空道をやっているのか?」と話し掛けられたりマイアミの空港でもセキュリティの人間に「空道!知っているよ、私も武道をやっている」と深々と頭を下げられたりと驚く事ばかりです。
16:00からの少年部セミナーまで少し休憩を取って道場に移動、元々カエサド支部長の個人道場だったのでネーミングが「忍耐道場」と付いており一瞬目が点に。
少年部セミナーについては当日知らされた事もあり結構緊張しました(おまけにテレビ局までやって来た)。北海道のマイナスの世界から赤道付近にいきなりやって来て日中30度をこえる中、それでなくても汗だくなのに自分のテンションを落とさない様必死のボディランゲージは殆ど「体操のお兄さん」(お母さんといっしょ)状態。言葉が解らないなら解らないなりに必死でやれば何とかなるもので何処の国でも子供のリアクションと行動は同じだなーとしみじみ感動しました。
19:00からの一般部セミナーには明日試合に出場する者からフルコンタクト空手、テコンドー、柔術など、多種多様の人間が集まり基本、コンビネーション、最後にルール説明と進み、皆一応に集中力が高く真剣そのもので東先生の話や私達の指導に耳を傾けていました。
11月25日、この日は朝からフリーで昼にカエサド支部長と昼食、食事をしながらも今日の試合の会場設営、プロデュース等が気になっているらしく心ここあらずと言う感じでした。私もこの後中西・五十嵐両支部長と演武の打ち合わせがある為昼食を軽めにすませ(折角カエサド支部長に色々注文してもらったのに残してしまいすいません。)ホテルに戻ってから軽く演武の手順を確認。
19:00スタジアム入り。ここでも私達はVIP待遇を受け、スタジアム内や周辺は軍が警備に当たっていたりと、とにかくバックアップ体制が凄い!
少し押し気味で開会式。思い切りショーアップされており大スクリーン2台に北斗旗の模様が流されていたりスモークの中からカエサド支部長が登場、いきなりバット折りを披露、空中を舞うアルミ箔と、とにかく派手。私達と進行について事前の打ち合わせがなかった事もあり、いきなりコールされ出番が来たり(「えっ、俺?」みたいな…)。今回主審、副審とやらせて頂きましたが人数の関係上3審制で行いましたので緊張感はかなりあったと思いますし色々な部分で大変良い勉強になりました。
ハプニング的な事もありましたが進行は順調?に進みいよいよ演武。演武については「日本からやって来た先生が行う」という事もあり、ある意味試合より注目されている感があり、中西支部長に受け手になって頂きキックミット・トレーニングを披露、終了後リングから一度降り反対側のコーナーに行き、すぐに五十嵐支部長の技、披露の相手役と大役でしたが、無事終了した事で気持ちが少し軽くなりました。
試合内容の方はまだまだ荒削りな部分が多々ありましたが、外国人特有のポテンシャルの高さにはやはり目を引かれ、彼らがしっかり技を覚えて来たら日本が又苦労するなというのが正直な印象です。
試合終了後は観客と記念撮影やサイン等を頼まれたりとその熱狂ぶりにはただただ驚きでした。大会会場を後にし食事を取る為レストランへ移動、打ち上げを行うものとばかり思っていたらカエサド支部長や関係者も来ないまま食事、翌日話しを聞いたらカエサド支部長を始め道場生、優勝した選手までもが会場の撤収作業を夜中の2:00までやっていたらしくこれには正直驚きました。
次の日、午前中だけでテレビを見た60人弱の人からカエサド支部長の方に問い合わせが入っており反響の大きさを感じました。これはメディアが行き渡っていない国では凄い事です。観客からは試合もエキサイティングで凄かったが、それと同じくらいに「礼儀」が美しい、と一応に皆口を揃えて話していたそうです。外国人にありがちな試合終了後に観客席にアピールしたりろくに礼もしないで試合場を降りた選手をもう一度試合場に上がらせ礼をさせる等、徹底して行ったからだと思います。
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