ニューヨーク・コロンビア遠征

中西明彦(名張支部) 画像コメント:東塾長

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押忍、名張支部の中西です。
11月21日〜11月29日までニューヨーク・コロンビア遠征に同行した報告をさせて頂きます。

今回、東塾長より、ニューヨーク・コロンビア遠征のお話を頂いた時、一度は海外の空道を見てみたい(いろんな意味で)という気持ちを持っていたので、これがその時(チャンス)だと思い、東塾長に“よろしく御願いします。”と返事をし、と同時に遠征期間中に中部大会(11月26日)が予定されており、名張支部より多数の選手がエントリーしていたので、塾生及び保護者に事情を説明し、理解していただき今回の出発の日を迎える事になりました。

出発日(11月21日)成田空港に東塾長・飛永支部長・五十嵐支部長、そして自分の四人が集合し、空港内食堂で遠征成功を願い(恒例?)ビールで乾杯をして、いざ出発となりました。

長〜い機内での時間を過ごし、ニューヨーク・ケネディー空港に到着。ニューヨークは日本の札幌と同じ位の気温だと聞いていたので(三重県人としては)すごく寒いと思っていたのですが、さほど寒くなかったので一安心していると、金子さん(現地世話役)が迎えに来てくれていて、一同タクシーにてニューヨークのセミナー会場に・・・。

セミナー会場は多目的ジム(いろんな格闘技が行われている)の様な感じの会場で行われた。参加人数は7名(内、女性1名)金子さん(大道塾4級)を含めセミナーが開始されました。
東塾長の指導の下、基本の説明・移動・受身・打撃からの投げ技・寝技と進められ、参加者達も皆汗を流し、真剣に取り組んでいました。

約2時間のセミナー後、場所を焼肉店に移しセミナーの成功を喜び、ビール・焼酎とおいしい肉で盛り上がりました。

自分達がニューヨークを出発した後、今回セミナーに参加した人達が集まり稽古をしたとの事を東塾長よりコロンビアで聞き、この勢いでニューヨーク支部復活の方向に向かっている事を確信した思いでした。

話は戻り、セミナー翌日午前は休養し、午後は金子さんの案内でニューヨーク観光をさせてもらい、ニューヨークの地下鉄に乗り“自由の女神”などを見せてもらいました。(すごく寒かったけど・・・)
夜はブロードウェイ、タイムズスクエアーに・・・。とにかくその迫力にはもう興奮するしかないという感じで別世界(宇宙にでも)に来たという表現がぴったりする所です。これにも感動しました。(う〜ん、良かった)夜が明け、今日はコロンビアに向け出発です。

金子さんいろいろお世話になり有り難うございました。金子さんの情熱と負けん気でニューヨーク支部復活頑張って下さい。自分も日本から応援していますので・・・。

これがカルビ?
右手をあげて欲しかったねー

ニューヨーク・ニューアーク空港を出発し、マイアミを経てコロンビア(カリ)に到着したのはPM8:30やはり暑い。(ニューヨークが6度程度でコロンビア(カリ)は25〜30度程です。)
空港出口に行くと“押忍″と気合の入った声が。コロンビア支部のカイセド支部長はじめ、塾生・カイセド支部長の奥さんが迎えに来てくれていました。皆、黒のジャージ姿(もちろん空道の名前入り)迫力満点の面々・・・。

空港から駐車場までの間、東塾長からカイセド支部長の過去の話(カイセド支部長は以前寸止め空手の先生からアメリカに支部を出すようにと言われたが、“コロンビアの恵まれない子供達を置いては国を出られない”といって断り、色んなボランティア活動などもされているとの事)を聞き、今の日本に失われつつある人情のある熱い男だなぁ〜とその横顔をみたら陽気に笑っていたのがとても印象的だった。

その後、中華料理店で食事をご馳走になり、ホテルに・・・、とても立派なホテルで心地よく旅の疲れを取る事が出来た。翌日は、カリ市長への表敬訪問とコロンビア大会の記者会見という事で、朝から会場に向かった。(すべてVIP待遇)記者会見場にはテレビ記者、新聞記者等が多数おり、改めて大道塾の注目度の高さ、東塾長(カリ市名誉市民)の存在の凄さ、そしてカイセド支部長の地域での知名度の高さに、ただ、ただ驚かされるばかりでした。
自分も西日本大会をいつかここまでの規模でやりたいと心の底で思った(いつか必ず)。

午後はカイセド支部長の道場にて、まず少年部のセミナーから行われ、20名程の子供達が参加し、飛永支部長・五十嵐支部長と共に少年部を指導しました。とても元気で皆、礼儀正しくとにかく気合が凄く入っていて声が大きかった。自分も少年部を教えているのでいろいろ見習う点があり、良い勉強になりました。
少年部の後は、一般部のセミナー開始。30人近い道場生で道場が一杯の中、東塾長の指導の下、基本・移動稽古に皆汗を流し、稽古に励んでいました。
まだ、技は荒削りですが、やる気と目の輝きの真剣さは、自分も一緒に稽古をしていて凄く感じました。
稽古の後半は大会のルール・ミーティングで締めくくり、明日の大会に向けて本日は終了。一同ホテルに帰りベッドの中で心地よい眠りにつきました。

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少年部指導

大会当日(25日)、大会は夜7時30分からとの事だったので、昼から軽いトレーニング(ホテルの階段ダッシュ等)を行い、大会演武の打合せ(飛永支部長ミット打ち)等を行い一休みした後ホテルから大会会場に。
大会会場は、中央に試合場が組まれていて、試合場両脇に2台の大スクリーンが置かれていて、大会の模様は2時間の生放送で国営放送されるとの事で、ライトアップもされ、500名近くの観客も入り、本当に凄い雰囲気だ。

大会の幕が開き、カイセド支部長のバット折りで始まり、各関係者がライトアップされ1人ずつ紹介され試合が始まった。選手の皆は、スーパーセーフ面着用で、顔面攻撃はあまり経験がないとの事で、技術的には荒削りですが、闘争心が強く、一本勝ちも多く見られ会場の盛り上がりと共に迫力ある試合が多く見られたと思います。
又、身体能力は高いものを持っているので、技術的(コンビネーション)なものを習得すれば怖い存在になると、世界の凄さを改めて肌で感じました。

大会終了後は、選手や会場のお客さんらと共に写真を撮ったり、握手をしたり、とても和やかな雰囲気で過ぎて行きました。
後、会場の片付けも選手や大会関係者が、皆一緒でやっているところも大道塾という感じでした。大会も大成功で幕を閉じ、いよいよコロンビア(カリ)最終日を迎える事になりました。

今日は午後から少年部のセミナー、その後一般部のセミナーを東塾長の指導の下、基本稽古・打撃テクニック・投げ技・寝技と説明を入れて、詳しく指導が行われました。投げ技・寝技の指導には、現地で柔道の指導をされている千葉先生も加わり指導され、いろいろ勉強になり意義のあるセミナーが終わり、一人一人と握手をしたり、写真を撮ったり、話し(?)をしたり、皆で汗を流せば皆仲間という感じですべてのセミナーが終了しました。

外はすっかり日が落ちていて、皆でお別れパーティーの会場に移動。パーティー突入。
カイセド支部長・支部長の奥さん(いろいろとお世話になり有り難うございました。)、大会に出場した道場生の方々、柔道の千葉先生、現地の山田さんなど数多くの人達とビールで乾杯、飲んで、食べて、踊って盛り上がり、本当に楽しい時間でした。皆、陽気で本当に楽しかった・・・。

心地よい気持ちの中で少し寂しさも混じり最後の一日が過ぎ、カリ出発の朝を迎えました。
陽気で、明るく人情味のある、そして熱い男のカイセド支部長、元気一杯で礼儀正しい道場生の皆の顔を思い浮かべカリを後にし、マイアミに到着しました。

コロンビア大会

中西主審「正面に礼!」
マイアミ
ホテルには我々山賊(笑)には必需のジムも付いている
マイアミ
「本当だねー。自分ら内弟子は先生に怒鳴られながらも続けてきて良かったすよー。」

マイアミでは東塾長らが以前のコロンビア遠征でお世話になった、牛田さん家族と共にマイアミ見学や食事をさせて頂き、楽しいひと時の休日を満喫させて頂きました。ホテルのプールでのビールも美味しかった・・・。

マイアミでの一日が過ぎ、早朝7時マイアミを出発、ダラス・フォートワース空港で乗り継ぎ、成田空港に午後3時頃に到着。
成田空港から上野駅迄の電車の中で、皆で遠征成功と無事帰国の乾杯をビールで上げ、上野駅で東塾長を見送り、三重の帰路へと着いた。

今回の遠征を通して、海外の空道への取り組みの姿勢、情熱を自分の肌で感じる事が出来、本当に良い勉強になりました。自分も支部長として、より以上に自覚を持ち情熱を持って空道の発展に取り組んで行きたいと思います。
東塾長には、何から何までお世話になり、事務局長には航空券やホテルの手配などで大変お世話になり、同行した飛永支部長・五十嵐支部長とはいろいろな話が出来、いろいろ学ぶところもあり、本当に楽しかったです。

最後に、この機会を与えて下さった東塾長には心から感謝しています。
本当に皆さん有り難うございました。押忍。

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