「19 Festival des Arts Martiaux Bercy 2004に参加して」三沢・弘前・青森支部長 五十嵐祐司 |
今回、事前に聞かされていたのが、何やらパリ市内で複数の団体を集めた国際的な演武会に参加するのでアンドレ・ストッパ(伊)支部長と組手をやれと。後は次の日現地セミナーを行うこと。日程は1週間。詳しいことは当日と大道塾的 (?)な伝言がきたのが1ヶ月前。急いで会社に有休申請出したのはいいが、2週間前くらいから「日程は4日間かも?」だのなんのと流動的な連絡。仕事もたまたまその週が新商品発売に重なっていた為、「実は4日間ぐらいになりそうで・・」なんて逐一上司に報告すると「おまえー本当は国内にいるんじゃないのかー?」なんて言われる始末。とにもかくにも「当初予定通り」の連絡が1週間前にきたのはいいが、なぜか旅に行く雰囲気が自身の気持ちで盛り上がらないまま適当に仕度をして東京入り。翌日早朝の池袋集合に備えた。 初日 2日目 稽古終了後、幹部塾生と懇親会をするも時差ボケで眠い。深夜12時でお開きは良かったが考えてみれば脳ミソは日本時間で深夜12時に起こされて(空港着)朝8時まで飲んでるようなものだから当然か? 3日目 お国柄といえばそれまでだが、フランスは武道母国「日本」以上に武道に対する独特な価値観を持っており、「演武会」に2万人近くもチケットを買って人が集まりそれがライブ中継されるなど日本では到底考えられない。ちなみにVIP席が42ユーロ[約5600円]、自由席が27ユーロ[約3600円]で売られていて日本ではホント、演武はタダで見るものという感覚があるだけに驚嘆した。 又、このような伝統あるイベントに数多く存在する日本の武道団体の中から大道塾が選ばれたことは大変光栄に思うと同時に、大道塾・空道スタイルに対する関心の高さ、今後ヨーロッパ圏内における急激な発展の可能性を肌で感じ脅威さえ覚えた。 演武会当日の内容は、各団体5〜10分の持ち時間を与えられ、大道塾は初参加ということもあり?6分と言われていたらしい。初めに東塾長と高松先輩が実戦で使える大道塾流の護身術的なデモを、後半は私とアンドレでスパーリング(組手)を行い終えるという形をとった。朝9時半に会場入りして午前、午後と2回のリハーサルを行う。各国様々だ。我々の時には、本場、中国からきた少林拳が丁度やっていて、ストッパがそれを見て感動したのか横で同じポーズを見真似でズッーとやっていたら、向こうが段々馬鹿にされてると思ったのかイヤな顔になっていったのには笑ってしまった。 午後7時には開場。演武前には大道塾の試合模様を両サイドのオーロラビジョンに流してから演武に入るという恵まれた演出。ホント、「ハー?ここまでやるか」といった感じ。完全終了まで待たず(それでも11時くらいだったが)外に出た。我々大道塾10数名と極真会館・松井館長一行10数名で美味しいレストランで懇親会を行い、それからカラオケに移り朝まで、果てなき戦い(?)が続いた。 4日目 夜の懇親会は全員、この遠征、日本・現地組共に最大の疲れでピークを迎えていたので、幹部塾生が気を使いトルコ料理の店に行き名物料理「クスクス」を頂くも、私には「おからの山盛り」にしか感じなかった。トルコ的には炭水化物の1種らしいが、肉汁を添えたり色々、アレンジしても「おからの山盛り」は疲れのせいか口の中でパサついていた。 5日目 あと気が付いた事だが、犬のうん○が多いのには困った。中心部はまだ良いが、我々の泊まったホテル周辺などは、さほど中心部から離れていないが、まるで地雷のように道の真中に数多い。聞くと清掃業者が朝片付けるそうだが、悪びれることもなく、あんなに多いと「午前中は歩くな!」というサインなのか?確かにこっちは何事も焦る習慣がないのは感じられるが・・。 最後に、現地で土田支部長には本当にお世話になった。改めて御礼を言いたい。本当に有難うございました。歴史的にも西洋人のプライドが高く、特にオリエンタルを蔑すむ環境の中、言葉の壁なども含めて本当にたくましく頑張っていると思う。『大道塾空手・空道』が精神的なバックボーンになることは確かだが、しかし、それでも時には様々な葛藤があると思う。その中で成功者となり日本の塾生にも希望を与えてもらえればと今後も陰ながら応援したいと思う。 海外普及のスピードは著しいが、裏を返せば、そのスピードに中身が果たしてきちんとついていっているのか?という不安もある。お家日本はこれから益々「信」が問われてそれに応えていかなければならない。そのことが国内の繁栄にもつながることなので私自身、自分の中でできることはしっかり行わなくてはと強く感じさせられた旅となった。 |
| 三沢・弘前・青森支部長 五十嵐祐司 |
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