本当の決戦はまだ始まっていない
* 武塞网報道:前?搏???部と日本格闘空手道の試合が11月3日に北京工人体育場で行われた。その少し前、中国散打隊はすでに同じく日本のシュートボクシングと福州で試合をし、大差で勝利した。11月 23日の試合は、みんなの期待の気持ちはそれほど強烈ではなかったようだ。

* 日本国内の有名な格闘組織として、大道塾は毎年、自己の試合の計画がある。今年の11月30日、大道塾は今年の"空道"の試合を行い、各地と海外から選手が来て、"北斗旗"の試合のルールにより行われる。前?的比?と一週間の間隔しかないため、中国組織者が格闘空手道の塾長東孝先生とコンタクトをとり、今回の大会には空手道のベストの選手は参加しない事を決めた。中日の試合の準備の時間が短いため、東孝先生は一度この試合を断った。武塞网の日本駐在記者丁朝泉さんの斡旋の下、東孝先生はやっと"空道"の選手以外の中から選手を選んでチームを作ることに同意した。その中の選手は後にマスコミに宣伝された"四段"の名手ではなく、四級レベルであった。国内のテレビ局に"空道"の試合のハイライトを流してもらい、みんなに格闘空手道の本当のレベルを理解してもらいたい。
* 11月22日の晩、筆者は中日選手の泊まるホテルで取材した。最初に会ったのは前衛の女子、楊光。試合の前の夕方、この楊光は警察の制服を着て広間を巡視していた。彼女には勝算がある様子で、特別な自信があった。逆に彼女の相手の山崎裕子は緊張していた。日本の選手はジムで試合前の最後の訓練をしていた。唯一の女子選手の表情は固く、動きも用心していた。

* ジムのもう一方で日本格闘空手道の塾長東孝先生もハードに練習していた。"先生であるなら、自分が練習しないでどうして生徒を教えられる。"と東孝先生は言った。空手道の先生は体をつかうのが好きだ。日本の訓練は簡単で、主に状態を回復することである。二日目の散打の試合に向け、二人のコーチが散打の投げ技を模倣し、選手に投げの防御の意識を強くしていた。
* 試合は23日7時にスタート。一試合目は女子の試合、思ったとおり日本の女子選手は明らかに劣勢で、中国の船首楊光は山崎裕子に対し猛烈に攻撃した。5度の蝉???省女子60kg級散打チャンピオン楊光は相手より6kg重い体重を利用し足技を使い、山崎裕子を下した。日本選手の強い精神にみんなは驚いた。試合後、楊光は言った。もし別の女の子に会ったら、私のパンチをもらったらとっくに降参していたでしょう。
* 二試合目の曾凌?未广智明の試合は今回の試合の中で最も見る価値のあった試合と言えるだろう。ムエタイの訓練にも参加した末広智明は膝を使い中国警察を攻めた。曾凌は膝の防御が少なく、セコンドの指摘により側?を使い相手の接近を防ぎ、投げを使い何度か末広智明を投げた。二人の試合は非常にすばらしく、最後に曾凌はルールのより深い理解を利用し、今回の試合で最も実力のある日本選手を下した。
* 三試合目は中国選手于洋と吉野高平戦。于洋は精妙な足技と投げ技を使い吉野高平を何度か強くマット上に投げつけた。吉野高平は右ひじを投げられて出血し、屈強な日本選手は傷を塞いだ後、また于洋に向いまた投げられ、最後に于洋が勝利を得た。
* 四試合目 邵武杰と遠藤明の試合は名実伴わない電撃戦となった。邵武杰は先ず右の蹴りで遠藤明の顔面を蹴り、続いてパンチのコンビネーションを出し最後に左の蹴りを決め、遠藤明は倒れ起き上がれない。中国の選手の優勢は明らかである。
* 五試合目 71kg級の有川桂太とかつての散打チャンピオン??涛。この比較的太目の選手は??涛の速い突き蹴りに力を出せない。彼は一度きれいな投げを見せた。其の他は??涛に追撃され散打の速いリズムの攻撃に、有川は明らかに劣勢で敗北した。
* 六試合目 最後に日本の松下靖史と?宗保、二人は始まってからあまり攻撃しない、距離を保ち、お互いに探り合う。機会をつかむと?宗保は熟練した??を利用し相手の顔面を蹴る。またコンビネーションを使い松下靖史を何度も防戦一方に追い込んだ。最後に?宗保が勝利を収めた。

試合後に格闘空手道の塾長はマスコミの取材を受けた。
(本部注:このインタビューでは塾長は「空道」の中国本土での展開と、「大道塾が空手を代表している訳ではない」との考えで、常に「空道」と発言していますが、中国側は、「散打VS空手」ということで宣伝していた為、全て「格闘空手」や「空手」と直して載せています。)

記者:東孝先生今日の空手道の失敗はルールが原因ですか?

東孝先生:私はそうは思わない。ルールはお互いに了解している。影響の問題はない。(注ールールの問題ではない)空手道と散打は違う競技である。我々の選手は適応しなかった。(注ー我々の選手が適応しなかっただけだ) ただ、機会があればみんなに我々の試合を見てもらいたいし、散打の選手にも我々の試合に参加してもらいたい。

記者:このような結果は意外でしたか、日本の選手に失望しませんでしたか?

東孝先生:試合の結果は予想していた。予想していたよりもまだ良かった。国内では"空道"の試合があり、ベストの選手は連れて来れなかった。以後機会(注ー希望)があればもっといい選手を連れてまた試合をしたい。

記者:散打と格闘空手道を評価してもらえますか?

東孝先生:違う武術であり、それぞれ特色がある。格闘空手道空道は突き、蹴り、膝と肘、さらに寝技がある。散打は自己の風格がある。格闘空手道が提唱するのは"大道無門"である。我々は柔道、サンボ、ボクシング、ムエタイから長所を取り入れる。散打もまた我々が学ぶ価値があるものである。例えば、??は優れた技である。我々も研究する価値がある。

記者:プログラムをみると中国の選手は空手の選手よりも大きく、強いです。あなたたちの選手は不利です。これと関係ありますか?

東孝先生:私はもう言った。負けは負けです。言い訳はしない。我々の選手はアマチュアです。体力的にもっと強くしなければならない。

記者:お尋ねします、伝統空手と格闘空手の違いを述べてくれますか?

東孝先生:私は他流の評価はしたくない。各種の空手の試合を見た人が自分で結論を出すと信じている。格闘空手が強調するのは実用性、技術は全面的なものを求める。

試合後のパーティーで。王?教先生はまた注目された。彼はスーパーマンのように発達した胸板を披露した。すぐに空手道の先生を呼んで挑戦した。空手道の先生は腕をまくりすごい力こぶを見せた。お互いに杯を交わし挑戦した。東孝先生は言った。また機会があればいい選手を連れてきて試合をしたい。王?教先生は言った。来年の国際警察大会のため前衛隊も主力選手を隠している。これも二流選手だ。東孝先生は言った。もし散打チームが寝技のある"空道"試合に出るなら、少なくとも二年は学ばないといけない。王?教は多くても2ヶ月いる。試合はまだ終っていない。

前衛隊は本当に総合格闘の空手道選手と相対するのか?これは今後の一大懸念である。中国の散打は総合格闘の試合場に行くか、国内格闘ファンが注目するところである。本当の決戦はまだ始まってないようだ。